「元気なコミュニティ特選団体(自分たちの住む地域の活性化のために自主的に取り組む岩手県内の団体)」である長橋町自治会(本宮秀孝会長)の活動を紹介します。
長橋町自治会は、平成18年10月に発足し、今年で13年目の自治会です。
<スローガン>
助け合いの精神で、お互いのつながりを大切にしましょう!
~みんなで明るく笑顔であいさつ~
自治会では、「住民一人ひとりが、この街に愛着を持ち、安全で安心して暮らすことが出来る地域づくりを目指して、住民が協働し自主的に活動すること」を方針としています。新興自治会におけるコミュニケーション不足解消のため、ちびっこチュンチュン隊(歌・踊り)や中学生のスノーバスターなど、学校と連携し、子どもを中心とした地域行事を展開するなど、若い世代の参画意識醸成を図っています。
また、この地区は通過車両が多く、事故が多かったため、子どもたちを守るため、平成25年4月1日、岩手県初の「ゾーン30」区域となりました。また、地域の6つの福祉事業所と交流し、避難訓練を行っています。平成27年度には、防災福祉マップの改訂版を作成し、全戸配布するなど安全安心な地域づくりに努めています。
土淵小と土淵中の両校は、平成28年4月から、施設一体型小中一貫教育校、愛称名「盛岡西峰(せいほう)学園」としてスタートしています。児童・生徒は、お互いに「学び合い、関わり合い、多様な経験」を積み重ねる行事や地域への貢献活動に取組んでくれています。
これまで、自治会には独自の公民館がなく、主に土淵地区活動センターを利用して自治会活動を行ってきましたが、令和2年1月に長橋町に新自治会館(令和元年12月竣工)が開館される予定です。長橋町自治会は盛岡市の認可を受け、法人格を取得した「認可地縁団体」です。この区域に住所を有する、子どもたちももちろん、すべての個人が認可地縁団体の構成員ですので、これからは、自分たち自治会の資産として、自治会みんなで、新自治会館を利用、管理していくことになります。
「幼稚園バスの送迎のほんの少し(10分、20分間)の待ち時間を支援できるような、町内で、お互いに、何とかできるコミュニティづくりをさらに進めていきたい。」と民生委員さん。
「自治会の自慢・誇りは、どういうところですか?」とお尋ねしたところ、本宮会長は「役員のなり手不足の時代もあったが、青年部長をはじめ20代~30代の若いリーダーが、新しい発想を持ち、活動に取組んでくれていることが、自治会の自信となっていて、うれしい。」とおっしゃっていました。