〇2019年度テーマ
みんなで進める街づくり~この町に住む幸せを共有(共感)できるまち~
〇事業計画
・互い助け合う 支え合う「地域のきずな」づくり
人と人とのふれあいを大切にしたコミュニティ活動の推進
サロン・サークル・ささえあいカフェ等の活用
夏まつり・新年交賀会等町内会行事への積極的な参加の推進
・安心で快適な暮らしの「しくみ」づくり
高齢者世帯への戸別訪問・門口除雪等の実施
介護・福祉を学び、みんなで助け合う街づくりの推進
環境美化活動の推進(年2回 清掃の日設定)
・防犯・防災に強い街づくり
防犯パトロール・自主防災訓練の実施
災害弱者への支援体制の確立
子どもの安全を守るための登下校などの見守り活動の実施
・その他活動
役員会議 毎月第1土曜日
資源ごみ立ち合い 町内有志の方々及び役員・寿鳳会
資源ごみ集団回収 小学生子ども会 年8回
中屋敷公園清掃 小学生子ども会 年4回
除雪
地域安全マップ作り 年1回 7月頃
・「鍵かけモデル地区」としての活動
9月21日(土)10時から境田町公民館で開催された境田町町内会の勉強会に参加し、町内会のKさんのお話をお聴きしました。
約50人の町内会の皆さんが参加した勉強会について紹介します。
<講話>
Kさんは今年、がんの手術を受け、退院後は自宅で療養されています。
入院にあたり、「覚悟を決めないといけないな。」と思い、病院では1度もテレビを見ず、本を読んだり、考えたり、日々を記録したりして過ごされました。
病院創始者がどのような気持ちで病院を作ったのかに興味があり、院内の図書館で創始者の著書を探しましたが、病院転居のため整理したのか、見つからず残念だったとのことです。
Kさんは今、腸ろうから栄養を摂っていますが、テレビで料理番組を見ても「食べたいと思わない。」し、「おこらなくなった。」と感じているそうです。
スクールガードなど町内会の活動に、Kさんは積極的に参加しています。
・スクールガードで子どもたちに声をかけると、自分の方がパワーをもらえる。
・自分から挨拶すれば、相手も必ず挨拶を返してくれる。
・自分が変われば相手も変わる。
・みんなが挨拶をして、ますますなごやかな町内会にしたい。
そして、「児童・民生委員、地域、町内会の皆さんが、兄弟姉妹にようにあれこれ厳しくなく、うるさくなく、まるで『いとこ』くらいに気にかけてくれて、自分に接してくれていることがうれしい。」ともお話されていました。
Kさんは、「しかり方が上手な娘さんお二人と愛する奥さまと、素直な気持ちで5年間、一生懸命生きたい。助かった命なので、みんなのために使おう。」と考えていらっしゃいます。
<講話終了後>
町内会事務局の方から「がん治療」「医師は最悪の場合を想定して患者に説明するもの」「ストレスなくなるように生活することも治療には大切なことである。」とお話がありました。
Kさんの地元への気持ちが温かくしっかり伝わってくる講話でした。
町内会の皆さんは、堅苦しい関係ではなく、温かく緩い、気持ちいい関わりを持たれていることがわかりました。