「おおつち おばちゃんくらぶ」では、大槌町の「おばちゃん」たちが手芸活動に取り組んでいる。代表の川原畑洋子さんにお話しを伺った。
■手仕事を通じて全国との縁を紡ぐ 地域のおばちゃんたちが全国とつながる メンバーの平均年齢は75歳。町内の女性14名で活動している。活動のきっかけは東日本大震災後の仮設住宅で行った手芸教室。手仕事を通じた生きがいづくりの場を継続していくため、2013年10月に団体として立ち上げた。手芸教室のほか体操やグランドゴルフ等も開催。参加者が元気になることを考えながら活動している。チャリティーイベント「ShakeHandプロジェクト」に力を入れている。「Shake=しゃけ、Hand=手・手仕事」という意味を含んでいる。メンバーが手作りした白い無地の鮭を全国の参加者が購入し、デコレーションをして、くらぶに返送。鮭につける値段やメッセージは参加者が自由に設定。全国各地の販売会で販売され、また、鮭が旅に出る。
■細く長いつながりを持ちたい 手芸品づくりには、企業などからの依頼もある。大漁旗柄のマスクは特に好評だった。全国からの応援のもと、大槌町のおばちゃんたちが元気に活動を続けている。